苦しさに身を委ねても

あの日つぶやいてたのは 誰かへの恨みか
ひとりでに動く体に 染み付いている本能
切れた目で 追いかけているのは獲物への執着
憎しみを心に隠したまま 生きていく日々は辛い

穏やかな気持ちを取り戻そうとするけど
今 忙しない毎日 自分を見失う

苦しさに身を委ねても 消せない痛み
切なすぎる雨の中で 佇んでいた
苦しさに身を委ねても 癒えない傷を
暮れかかる夕霧の中 ただ一人舐めていた

崩れかかった瓦礫に 横たわる人形
銃声(おと)が鳴り身を隠して やり過ごしてた 夜まで
逃げながらさまよい続ける 日常という名の戦争
囚われを心に隠したまま 生きていく日々は辛い

明日への希望をかすかに触れながら気付いた
今 麻痺した感覚で 自分を持て余す

苦しさに身を委ねても 消せない悪夢
ひとり深い眠りの中で 繰り返していた
苦しさに身を委ねても 癒えない傷を
何も見えない闇の中で ただ一人舐めていた

苦しさに身を委ねても… 切なすぎる雨の中で…

苦しさに身を委ねても 消せない痛み
切なすぎる雨の中で 佇んでいた
苦しさに身を委ねても 癒えない傷を
暮れかかる夕霧の中 ただ一人舐めていた いつまでも

lyrics and music:S.Fujita
Vocal:Kaito